ハードアーマープレートの正しい着用方法

軍事活動に必要な防弾装備として、ハードアーマープレートは軍、保安機関、防衛部門で広く使用され、無数の命を救ってきました。私たちが心に留めておくべきことは、正しい方法で使用することによってのみその全機能を発揮できるということです。

ハードアーマープレートは、STAプレートとICWプレートの2種類に分類できます。

STAプレート（スタンドアロンプレート）は、普通の戦術ベストの胸ポケットや、防弾ベストの前面、側面、背面のポケットに使用して総合的な保護を提供します。一方、ICWプレート（インコンジャンクションウィズプレート）は、NIJ IIIA防弾ベストと一緒に使用する必要があります。どちらの種類のプレートを使用する場合でも、その配置とベストとの一体化は非常に重要です。防弾ベストや戦術ベストには常にベルクロが付いており、これを使ってプレートを適切な位置に調整できます。

さらに、必要に応じてSTA防弾ソケットを毎日持ち歩くリュックサックの間層や他のバッグの中に入れることもできます。ただし、プレートをできるだけリュックにしっかりと固定するよう注意してください。そうでないと、ユーザーに対して完全で効果的な保護が提供されないことがあります。プレートを固定する方法はいくつかあります。例えば、狭い間層に収めるか、マジックテープやテープで内部に固定する方法があります。

防弾プレートは、主に心臓や肺などの重要な臓器を脅威のある環境から保護するために使用されるのは常識です。そのため、鎖骨からへそまでの領域を覆う必要があります。したがって、最良のカバレッジは鎖骨からへそのあたりまで、またはへその約1インチ上までであり（下腹部への損傷は通常命に別状を及ぼすことはありません）、これによりユーザーの行動を妨げることなく重要臓器を保護できます。ほとんどの防弾プレートは、アメリカ軍の中型SAPIプレート（サイズ：W 9.5" x H 12.5" / W 24.1cm x H 31.8cm）に基づいて製造されていますが、人それぞれ身長や体型が異なるため、同じプレートでも着用者の体の同じ部分を覆うとは限りません。しかし、ほとんどの人にとって、適切に配置すればSAPIサイズのプレートには十分な効果的な保護エリアがあり、腹部のすべての重要臓器を覆うことができます。正しいプレートの配置の目安としては、プレートの上端を鎖骨に近づけ、下端がどこに来るか確認します。もしプレートの下端がへそに近い位置、またはへその1インチ上であれば配置は良好です。もし挿入するプレートの下端がへその下にある場合は、必要に応じて少し上に調整してください。もちろん、あなたの体型が一般的な人よりもかなり小さい場合や大きい場合には、自分の体型に合った適切なサイズの防弾プレートをカスタマイズすることも可能です。不適切なプレートを使用しないように注意し、安全を確保してください。